私たちユナイテッドは、その理念に共感するさまざまな団体に協賛し、社員自らも活動に参加するなど、積極的に支援をつづけています。今回は、そのひとつである「NPOカタリバ」と実施した、島根県雲南市での「雲南市高校生プログラム」のイベントレポートをお届けします。

共通のビジョンで結ばれた絆

人の夢を応援する私たちと共鳴する理念のもと、若い世代が未来をつくる力を育みやすい社会の実現を目指しているのが、「NPOカタリバ」です。

実は平等ではない教育の機会、すなわち、生まれ育った環境によって広がる「きっかけ格差」。NPOカタリバはそこに目をつけ、すべての10代が意欲と創造性を育めるようにと、さまざま活動に取り組んでいます。たとえば、人口約4万人、高齢化が深刻で「課題先進地域」と呼ばれる島根県雲南市を拠点としたプログラムの数々。人口減少社会を迎える日本の地方において、限られたリソースを最大限に活用して、中高生に居場所や機会を与えてきました。それに応えるように、学生たち自身も、雲南が持続可能で魅力あるまちになるようにと、各自でプロジェクトに取り組んでいます。

今回ユナイテッドからは同じ島根県出身者をふくむ社員3名が参加し、雲南市について理解を深めつつ、同郷の学生たちと交流を深めることができました。


未来への希望のギブアンドテイク

プログラムはまず、ユナイテッド社員が教わる、雲南ツアーからスタート。雲南市としての高齢化問題への挑戦、雲南市におけるカタリバの別の取り組みである不登校支援などについて、市民や市を想う人たちによる、実にさまざまな取り組みについてインプットをしました。

ただし今回の訪問は、単なる現地視察に終わりません。プログラムのメインは、ユナイテッド社員と高校生の対話形式での座談会です。同郷の先輩、社会人、そしてグローバルに活躍するロールモデルとして。まずは社員たちから、自身の学生時代や現在の仕事についてプレゼンをし、その後、高校生たちが発表してくれた各自のプロジェクトに対して、フィードバックやアドバイスを届けました。

教えて、教わる。参加を通してユナイテッド社員たちは、雲南市やカタリバの地道な活動に感銘を受けるとともに、なにより高校生たちから得られた刺激が大きかったようです。それぞれに感想を聞きました。


「夢を持つことは平等。その実現を後押ししたい」

成田空港 旅客部課長 坂本卓也

「日本が抱える高齢化や過疎などの問題にいち早く着目し、行政と地域の間に立って、そこに住む若者の教育問題と夢へのチャレンジに対する不安と真剣に向き合い、サポートしつづける取り組みに感銘を受けました。地方に住む若者の『志』支援のモデルケースとして広めていくためには、より多くの地域の人々が取り組みについて理解することと、行政や我々企業の参加型サポートが、今後も必要であると思いました。

高校生のみなさんのプレゼンも素晴らしかったです。ふるさとへの愛と自分の夢の実現をシンクロさせるような内容で、それを堂々と発表する勇姿に、同郷の出身者として誇らしい気持ちになりました。多様な出会いや機会が少ないなかで、各自が明確な夢を持ち、それに向かってすでにチャレンジを始めていることに驚きました。どんな環境で育っても、夢を持つことは平等なはず。私も一人の親として、子どもたちの夢の実現を少しでも後押しできるよう寄与していきたいと思っています。」


「チャレンジをチャンスに。頑張るエネルギーをもらった」

アジア• 太平洋地区 プライシング• コマーシャルプランニング統括本部長 桐山謙一

「過疎や少子高齢化問題など、直面するチャレンジをチャンスに変える雲南市の活動にたいへん感心しました。私たちの生活や仕事のなかでも、チャレンジに直面したとき、それをチャンスに変える柔軟な思考と行動力が重要であるということを改めて認識できました。このような機会に感謝するとともに、ユナイテッドとして今後も継続的に、雲南市に限らず、社会貢献をしていきたいと思っています。

一番驚いたのは、高校生のみなさんの自発的な行動力と問題意識の高さです。きっと、カタリバさんのプロジェクトや、地域のみなさんとのつながりを通して培われたものなのでしょう。そんな素晴らしい能力を持つみなさんが今後、地域で、日本で、そして世界でどのように成長し活躍されるのか、将来がとても楽しみになりました。夢やプロジェクトへの強い情熱や真摯に取り組む姿勢を見て、同じようにもがいていた若い頃の自分を思い出し、これからも頑張ろうと、たくさんの元気をもらえました。」


「ひたむきな努力は、自然とお手伝いしたくなる」

日本・ミクロネシア地区営業担当支社長 高橋亨

「島根県出身であることがきっかけでしたが、今回参加できて本当によかったと思っています。雲南市の将来を真剣に考え、困っている子どもたちをサポートしようと奮闘をされているみなさんの想いがひしひしと伝わってきました。

高校生のみなさん全員、とても輝いていました。一人ひとりが自分の夢、雲南市の発展、今後の社会貢献のためにと真剣に考えている。高校生と話すのは久しぶりで、一緒に過ごせた時間は貴重で有意義なものになりました。夢の実現のためにたいへん努力されている姿を見て、自然とお手伝いがしたいと思うようになっていました。」

参加したユナイテッド社員3名ともに、普段の業務とはまた違う刺激を受けて、モチベーションはもちろん、生活や仕事に活かせるヒントなども得られたようです。私たちは、このNPOカタリバとの「雲南市高校生プログラム」の他にも、協賛するだけでなく社員がイベントに足を運ぶ「参加型サポート」をおこなっています。支援のかたちは与える以上にあると信じて、お互いにとってプラスとなる取り組みを、今後も積極的に実施していきます。