さまざまな「ユナイテッドの人」の声をお届けする「空が綴る絆」シリーズ。記念すべき第1回目にご紹介するのは、1990年に入社して以来、航空整備士として活躍してきた宮田 毅さん。

彼にとって、ユナイテッドとは。働き続ける理由とは。勤続30年目を迎える仕事の魅力などについて語ってもらいました。

1985\u5e74\u3001\u5c02\u9580\u5b66\u6821\u306b\u3066FA200\u578b\u6574\u5099\u5b9f\u7fd2\u6a5f\u3067\u306e\u601d\u3044\u51fa\u306e\u4e00\u679a 1985年、専門学校にてFA200型整備実習機での思い出の一枚

ユナイテッド航空整備士 /Takeshi Miyata


地上で見つけた、飛行機を直すという夢

小さい頃から飛行機に憧れていて…というわけではなかったんです。両親ともに自動車関係の仕事をしていたこともあって、どちらかというと車の方に興味があった。ところが、家族と初めて成田空港に行ったとき、地上で働くたくさんの人の姿が窓から見えて、その光景がとても印象に残ったんです。

飛行機の仕事というと、パイロットやフライトアテンダントなどのイメージが強いと思いますが、僕は機械モノや作業に興味がありました。大きくて、複雑で、空を飛ぶ乗り物。徐々に車から飛行機へと関心がシフトしていき、最終的にはやはりジャンボ機に憧れて、「飛行機を直す」という関わり方に決めました。

航空整備士の仕事の中でも、僕は空港に到着した飛行機を出発までに点検・整備する「ライン整備」を担当しています。限られた時間のなかで不具合があれば直し、とにかく予定通り安全に、次のお客様を乗せることができるようにする。緊張感があり責任が重い仕事ですが、予定通りに出発を見届けることができると、とても充実感があります。

\u300c\u30e9\u30a4\u30f3\u6574\u5099\u300d\u306e\u4ed5\u4e8b\u306e\u4e00\u3064\u3002B777\u3067\u306e\u30a8\u30f3\u30b8\u30f3\u6574\u5099\u78ba\u8a8d\u4f5c\u696d\u4e2d 「ライン整備」の仕事の一つ。B777でのエンジン整備確認作業中

機械を相手にするからこそ感じる「人」の存在

たとえば搭乗後のタイミングでエンジンの不具合が起きたときや、天候不良のとき、飛行機の周りで作業をしていると、お客様の視線を感じます。早く出発したいという気持ちがひしひしと伝わってくるし、少しでも早く叶えたい。あるいは椅子が壊れているのを見つけたときは、「次ここに座るのは、飛行機に初めて乗る人かもしれない」などと、自分が携わる飛行機に乗るお客様のことが浮かんできます。

「何事もない」状態を目指していると、皮肉なことに目的意識が薄れてしまうこともあると思うんです。それに、お客様が乗る前の誰もいない客室で、機械を相手に作業をするので、「飛行機が人を運んでいる」という基本的なことをどうしても見失いがちになる。でも毎日、何百人というお客様の乗った飛行機が、数十便飛んでいく。当たり前ですが、実はすごいことですよね。赤ちゃんもいればお年寄りもいる。飛び慣れた人もいれば、飛行機に初めて乗る人もいる。対人で接することがないからこそ、そこにひとりの人が存在しているということを、強く意識するようになりました。

B787\u30b3\u30c3\u30af\u30d4\u30c3\u30c8\u306b\u3066\u3002\u6210\u7530\u6574\u5099\u90e8\u306e\u540c\u50da\u306e\u65b0\u4e95\u3055\u3093\u3068 B787コックピットにて。成田整備部の同僚の新井さんと

一緒に挑戦できる、という働きやすさ

働き続けていてユナイテッドらしさを感じるようになったのは、「みんなでとにかくやってみよう」というマインドでしょうか。社員が仕事をしやすくなるためなら、先進的なやりかたに投資することも惜しまない会社です。たとえば、オフィスと飛行機とを行き来する無駄な動線をなくしたり、マニュアルや不具合をその端末だけで管理できるように、現在では整備士一人ひとりにiPadが支給されています。

こうした環境面での働きやすさはもちろん、働き続ける理由はやっぱり「人」でしょうね。何人もの上司の下で仕事をしてきましたが、もちろん成果は求めつつもそれを上げていく過程を見てくれていて、上げていくためにどうしたらいいか、一緒に考えてくれるような存在でした。同僚も、自分のことを理解してくれようとしてくれる。これだけ大きな飛行機を扱うわけですから、当然一人でこなすことはできません。整備作業だけでも1便あたり2〜3名で行うのですが、できること・できないことを補い合いながら作業します。

\u30ed\u30b5\u30f3\u30bc\u30eb\u30b9\u3088\u308aB787\u5c0e\u5165\u6e96\u5099\u652f\u63f4\u3067\u6765\u65e5\u3057\u305fSAM\u3055\u3093,\u6210\u7530\u6574\u5099\u90e8\u30e1\u30f3\u30d0\u30fc\u3068\u4e00\u7dd2\u306b ロサンゼルスよりB787導入準備支援で来日したSAMさん,成田整備部メンバーと一緒に

「家族」と見つめ続ける、ひとつの目標

このように現場では、異なるバックグラウンドや部門の人たちが密に連携しています。それでも一体感があるのは、全員が「定時に安全な飛行機を飛ばす」というひとつの目標に向かっているから。30年という長い時間をこの会社で過ごすなかで、楽しいこともあれば、そうでない日ももちろんありました。どんなときも、いろいろな人に支えられたからここまで来ることができた。ここまで来るために自分のことを支えてくれた人たちのことを想うと、ユナイテッドは「家族」のような存在だと、素直にそう答えることができます。


ユナイテッドでは、他にもたくさんのメンバーが世界中で働いています。次回の「空が綴る絆」では、カスタマーサービスの高橋 順子さんをご紹介します。どうぞお楽しみに!